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ドローンでの種まき挑戦

ドローンを活用した直播では、粒剤散布装置を搭載した農業用ドローンを高度1.5m前後で飛行させて、湛水状態のほ場に水稲の種子を播きます。浮き苗・鳥害の発生を防ぎ、種子の蒔きムラを最小限に抑えるために、鉄コーティング種子を用いるのが一般的です。
土中打ち込み播種機を搭載すればほ場に条を作りながら直播でき、播種精度の向上につながります。水稲の直播では出芽や苗立ちの安定性に課題があるため、播種量を多くするのが収量低下を防ぐポイントです。
ドローンによる直播を取り入れることで、作業時間を短縮できます。ドローンを活用した10a当たりの播種時間は0.82時間で、移植栽培での作業時間(4.05時間)と比べて80%の作業時間短縮につながりました。

ただ、ドローンにも弱点はある。一つは風が強い時は使用できないことで、風速5メートル以上では飛ばせないので、風が弱い朝早い時間に作業したりと、日々天候からの計画を立てて作業をする必要があります。
もう一つの弱点は、やはり1回の飛行時間で10キロしか種子を積めないという作業効率の悪さがあります。後々、もっと積載量の多いドローンを購入を予定しています。高価ですが、苗づくりなど移植栽培に比べるとドローンによる直播の方が格段に作業が省力化できることが最大の魅力です。

] その他にも、ドローンを使った空撮で画像を収集して、作物の生育診断や害虫の発生状況の確認に用いることもできます。 このように、ドローンの活用範囲の拡大とともに、ドローン市場はまだまだ伸びていくと予想されます。

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